武田砂鉄「『いきり』の構造」
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¥1,870
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出版社 朝日新聞出版
どうしてあんなに、自信満々なのか――。
「迷惑」を忌避する社会で際立とうとして、「いきり」が幅を利かせ、暴走する。「わからないのはバカ」「別に迷惑かかってないし」「政治家になってから言えよ!」「切り取りだろ!」……。「従順」か「居丈高」か。世の中に蔓延(はびこ)る、この二択から逃れ、ちゃんと深く息を吸うために、疲弊した社会の問題点を掴まえる。社会、"私"という個人、日本人論のトライアングルの中に「いきり」を浮かび上がらせることを試みた一冊。
▪️目次
そういうことになってるから
オマエに権利があるのか?
批判なんてしません
やかましい街で
幸せの設定
落ち着いてください
不機嫌
善意
視覚化から資格化へ
不安なくせに
上から目線
気のせい
確信歩き
切り取りだ
すべてを見る
逆ギレw
ヤニる!
承認
届ける
NEW&SPEED
言語化
物を言う
自分で考える
武田砂鉄:1982年、東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年からフリーライターに。著書に『紋切型社会』(朝日出版社、2015年、「第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞」受賞、19年に新潮社で文庫化)など多数。新聞への寄稿や、週刊誌、文芸誌、ファッション誌など幅広いメディアで連載を多数執筆するほか、ラジオ番組のパーソナリティとしても活躍している。
武田砂鉄「『いきり』の構造」



