渡邉雅子
「論理的思考とは何か」

出版元 : 岩波書店
定価 ¥1,012

論理的思考とは何か
思考法はひとつではない


論理的思考法は、世界共通でも、不変でもない。
思考する目的をまず明確にし、その目的に合った思考法を選び取る技術が必要だと、本書は問いかけます。

論理学、レトリック、科学、哲学。それぞれの推論の型と目的を整理しながら、経済・政治・法技術・社会という異なる価値に紐づいた四つの思考法を比較。
「何が論理的に感じられるのか」は、文化や社会によって異なることを明らかにします。

アメリカのエッセイ、フランスのディセルタシオン、イランのエンシャー、日本の感想文。教育や文章表現の具体例を通して、私たちが無意識に前提としている「論理」の規範を相対化していきます。

ひとつの正解に収束させるのではなく、価値を選び取り、思考を使い分けること。
他者の思考を理解し、より豊かに生きるための「多元的思考」を提示する一冊です。

渡邉雅子:コロンビア大学大学院博士課程修了。Ph.D.(博士・社会学)。名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。専門は知識社会学・比較教育・比較文化。著書に『「論理的思考」の文化的基盤』『「論理的思考」の社会的構築』ほか。

書誌情報
発売日:2024年10月18日
仕様:新書
ページ数:204ページ
サイズ:約 17.3 × 10.7 × 0.86 cm