拘置所への差し入れについて

拘置所は、主に裁判中の方(未決)が収容される施設です。
一方で、刑が確定した方(既決)が、
刑務所への移送までの間などに一時的に収容される場合もあります。

差し入れや身の回りの扱いは、
「未決か」「既決か」で大きく異なります。

このページでは、拘置所への差し入れについて、
制度上認められている範囲と、
実務上あらかじめ知っておきたい注意点を整理しています。

まず押さえておきたいこと
・未決・既決を問わず、本の差し入れは原則可能(※内容・冊数は施設判断)
・服は、未決は私物着用が基本/既決は官物のみ
・差し入れられた本は内容確認が行われるため、実際に手渡されるまで数日かかることがあります

1. 拘置所とは(未決/既決の違い)

  • 運営: 法務省(矯正局)
  • 未決: 裁判中の被告人。衣類は私物着用が基本。
  • 既決: 刑が確定した人。衣類は官物のみ。
  • 考え方: 未決は無罪推定、既決は刑の執行段階。
  • 書籍: 未決・既決とも差し入れ可能。
  • 郵送: 多くの拘置所で対応(品目は施設により異なる)。

留置場・刑務所への差し入れについてはこちら

留置場の差し入れ刑務所の差し入れ

2. 差し入れできるもの(未決・既決)

本は未決・既決とも差し入れ可能です。
服は「未決=私物衣類が基本」「既決=官物衣類のみ」と明確に異なります。

📕 本(未決・既決 共通)

  • 文庫・新書・単行本(新品・古本可)
  • 雑誌(付録は取り外し必須)
  • 暴力・性描写が強すぎないもの
  • 書き込み・メモのないもの
※ 冊数・内容は施設判断。
※ 内容確認後に交付されるため、受け取りまで数日かかる場合があります。

👕 服(未決)

未決の方は、拘置所内で私物衣類の着用が制度として認められています。
ただし、安全基準により、実際に着用できる衣類は限られます。

  • スウェット上下(無地・金具なし・紐なし)
  • Tシャツ(白・グレー・黒の無地)
  • 下着(ボクサー/トランクス)
  • 靴下(無地・足首丈)
  • 裁判用:スーツ・ジャケット・パンツ・ワイシャツ

※ 紐・金具・ボタン・フードのない衣類が原則
※ タグカットや紐抜き加工が必要になる場合があります
※ 収容状況によっては服が差し入れできない場合もあります
※ 女性用衣類は、形状や仕様(ブラジャーのワイヤー・装飾・金具など)に関する規定が細かく、事前確認が必要です

詳細や選び方は差し入れできる服をご確認ください。

💴 現金

現金は本人の「預り金」として管理され、施設内売店での購入(自弁)に使用されます。

  • 飲食物・日用品など購入用
  • 上限額が定められている場合があります(1〜3万円が目安)
  • 窓口持参または現金書留が一般的

✉ 手紙・写真

  • 内容確認(検閲)が行われます
  • 接見禁止中は送受信不可
  • 写真同封は不可の場合があります
  • 枚数制限は施設判断

👓 その他

  • 眼鏡・コンタクトレンズは差し入れ可能(洗浄液など液体は不可の場合あり)

※ 食品・日用品(タオル・歯ブラシ・シャンプーなど)は直接差し入れ不可。所内売店で自弁購入できます。

3. 差し入れの方法

① 窓口での差し入れ

拘置所の差し入れ窓口で受付できます。本人確認が必要です。

② 郵送・宅配

本などの郵送差し入れに対応している拘置所が多いですが、
品目・冊数・宛名の書き方は施設ごとに異なります。

③ 弁護士を通じた差し入れ

弁護士接見時に物品を持ち込める場合があります。 接見禁止中でも利用できることがあります。

4. JAILBIRD BOOKS が行うこと

  • 拘置所ごとの差し入れルール確認
  • 本の内容の事前確認(不可となる可能性の案内)
  • 郵送可否・冊数制限の確認
  • 服の加工(タグ処理・金具除去など)
  • 梱包・発送・宛名記載

差し入れを送りたい方はこちら

本を差し入れる 着替えを差し入れる(未決のみ)

留置場・刑務所への差し入れについては 留置場の差し入れ刑務所の差し入れ をご覧ください。