佐佐木陸
「ごみのはての」

出版元 : 河出書房新社
定価 ¥1,980

独居老人のごみ屋敷で、何を捨て、何を残すのか。 文藝賞作家が描く、衝撃のハウスクリーニング小説


腐敗と悪臭に満ちた独居老婆のごみ屋敷。
そこに集まったのは、5人の便利屋と、3人の闇バイトだった。

清掃の仕事で訪れた便利屋の社長・佐竹は、 前日、日当を含む百万円入りの封筒を、 膨大なごみの中に落としてしまっていた。 捜索と清掃が進むにつれ、 老婆が背負ってきた過去が明らかになり、 捨てられたはずのものの中から、 あらぬ「真実」と闖入者が現れる。

「あなたたちは世界のしくみを知らないの。 本物の世界から捨てられた人がいることも」

ごみとは何か。 価値とは誰が決めるのか。 そして、金も未来も、本当に見つかるのか。 熱量に満ちた言葉と圧巻の展開で、 各誌から高く評価された文藝賞受賞第一作。 ハウスクリーニングという現場から、 社会の深部と「本物の世界」をえぐり出す衝撃作。

佐佐木 陸: 1990年生まれ。2023年『解答者は走ってください』で第60回文藝賞優秀作を受賞。本作が文藝賞受賞後第一作となる。

書誌情報
発売日:2025年12月15日
仕様:単行本(ハードカバー)
ページ数:128ページ
サイズ:約 19.5 × 13.6 × 1.2 cm