KADOKAWA
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書くことしか、
生きる術がなかった
『一私小説書きの日乗』は、私小説作家・西村賢太が、
日々の生活と執筆の日常を包み隠さず綴った日記文学である。
仕事、金銭、身体の不調、怒りや焦燥――
文学的装飾や自己正当化を拒み、
書くことと生きることがほとんど同義であった日々が、
生々しい言葉で記録されている。
淡々とした筆致のなかに、
社会との摩擦や孤独、文学への執着がにじみ出る。
立派な人生訓や成功譚は語られない。
それでも、書くことにすがりつきながら生き延びようとする姿は、
読む者に強い現実感を残す。
私小説という形式の極北を示す一冊である。
西村賢太:
1967年生まれ。作家。
私小説の伝統を現代に引き継ぐ存在として知られ、
徹底して自身の生活と内面を題材に作品を発表した。
『苦役列車』で芥川賞を受賞。
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書誌情報
発売日:2022年5月24日
仕様:文庫
ページ数:288ページ
サイズ:約14.9 x 10.6 x 1.1 cm
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