井上ひさし「盗む男 ミステリ短篇選」

定価 ¥1,210
出版社 中央公論新社

すべての作品に謎を仕込んだ男が、
ミステリの本領を見せる


浅草のストリップ劇場を舞台に、芸人の大切なものを盗んで掟を破った男の末路を描く表題作「盗む男」。暗号トリック、どんでん返し、時代物、詐欺師……。文庫未収録作を含む短篇7編と関連エッセイを収録した、文庫オリジナルアンソロジー。

蔦重が登場する「唐来参和」や、「自転車お玉」「天狗の鼻」など、ジャンルを軽々と横断する多彩な作風が楽しめる。各篇に仕掛けられたどんでん返しや仕掛けは、読み終えてから思わず読み返したくなる完成度。

「その作品すべてにミステリ要素を組み込んだ」と評される井上ひさしの、隠れた名品を精選した一冊。笑いと謎と人間の業が渾然一体となった「井上ミステリの見本市」。

井上ひさし(いのうえ・ひさし):1934年山形県生まれ。上智大学卒。浅草フランス座勤務を経て放送作家として活躍後、戯曲・小説の執筆に転じる。『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞・読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞など受賞多数。劇団こまつ座を主宰。2010年4月逝去。

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書誌情報
編者:井上恒
発売日:2026年1月22日
仕様:文庫
ページ数:336ページ
サイズ:2 x 10.5 x 15.1 cm

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