永井均「倫理とは何か 猫のアインジヒトの挑戦」

定価 ¥1,320
出版社 筑摩書房

悪いことはしたくない。
では、なぜ善く生きねばならないのか?


人は本当に、善いことをしたいと思って生きているのか。
そもそも、なぜ人は「道徳的」であるべきなのか。

本書はこの根源的な問いから出発し、
道徳的な善悪そのものを、真正面から哲学していく。

登場するのは、二人の大学生と、哲学的な猫・アインジヒト、そしてM先生。
対話形式で展開される議論は、
「人はみな自分の幸福を求めているのか?」
「社会契約は可能なのか?」
「なぜ道徳的であるべきなのか?」と、
つねに私たち自身へと跳ね返ってくる。

プラトン、アリストテレス、ホッブズ、ルソー、カント、ロールズ、ベンサム、ミル、ニーチェ――。
倫理学史の主要思想が、驚くほど明晰に、しかも挑発的に整理されていく。

「善く生きる」とは何かを教える本ではない。
むしろ、善悪を当然視してきた自分の思考を、根底から揺さぶるための一冊である。

永井 均: 1951年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得。 哲学・倫理学を専攻。日本大学文理学部哲学科教授。 『〈私〉のメタフィジックス』『なぜ意識は実在しないのか』『子どものための哲学対話』ほか多数。

書誌情報
発売日:2011年1月6日
仕様:文庫
ページ数:400ページ
サイズ:約 14.8 × 10.8 × 1.5 cm

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